コロナウイルスの影響もあり、最近はWEB面接のみで内定がでる企業も増えてきましたね。
WEB面接は移動しなくてもよいというメリットがある一方で、人柄や人間性がわかりにくいというデメリットもあります。
つまり、今までは見た目や愛嬌などで面接の合格を出せていた人も、今後はしっかりと話の内容、話し方を詰めなければ受からなくなっています。
では、早速受かる学生の話し方3つをご紹介します。
※レベル1~3という形で紹介しています。できそうなことから実際に面接で取り組んでみて下さい!
レベル1:結論から伝える
ESでも会話の中でも必ず”結論から伝える”ことを意識してみてください。
例えば、あなたの強みはなんですか?という質問に対して就活初期は以下のように答える学生が多くいます。
「私は小学生の頃から野球をしており、4番ピッチャーでした。全国大会に出場するために~~~、キャプテンとして~~~、両親のために~~~、その結果目標達成能力が身につきました。」
このように答えてしまうと、「この子の話長い・・・」「だからなんなの?」「何が言いたいの?」という気持ちにさせてしまうためなかなか相手に伝わりません。
これに対して「私の強みは目標達成能力です。私は~」
と話し始めると、この子は今から目標達成能力をどのように身につけてきたのかについて話すのか。
と相手に趣旨が伝わるため、より明確に面接官に対して自分の伝えたいことを伝えることが出来ます。
ゴールの見えない道のりを走り続けるのはしんどいですよね。それと同じで、話の結論が分からない話(ゴールの見えない話)を聞くのは、しんどいものです。だからこそ、話す前にゴールを明確にしてみてください。
レベル2:会話を心がける、質問をさせる
レベル1までは多くの学生が面接対策として対応できます。
レベル2以降は、かなりレベルが高くなります。だからこそ、これをマスターできる学生は合格をもらえますし、そうでない学生は普通の学生の中に埋もれてしまいます。
それでは、レベル2「会話を心がける、質問をさせる」方法についてご紹介します。
30分という短い面接の中で自分が伝えたいことを全て伝えよう!と、長く話しすぎてしまう学生が数多くいます。
「実は、これ逆効果なんです!」
面接官は「面接官が気になるところがあれば質問をして深堀りしよう!」と考えているのに対し、
学生は「学生(自分)が頑張ってきたことを全て伝えよう!」と頑張ってしまいます。
この結果、面接官は「この情報いらないのにな…」という情報まで聞くことになり、少しうんざりしてしまうこともあるそうです…
だからこそ。
・簡潔に伝える
・面接官が気になることを質問させる
・会話形式で面接を進める
この3つを意識することができれば、他学生から一歩リードし、内定に近づきます。
レベル3:構造化、整理してから話す
まず、こちらの文章を見てみて下さい。
どちらの学生の評価がより高そうでしょうか?
問「弊社を志望する理由は何ですか?」
A学生「説明会にて社員同士が親しく話をしていて、それを見てこの会社はとても仲の良いと感じました。社員の雰囲気がよい会社で働くことは、自分のモチベーションにつながり、成果にも直結すると考えています。また、アジアに支社をたくさん持ち、今後はアフリカ、ヨーロッパにも展開していくなど、グローバル展開をしてる点も御社を志望している理由の一つです。」
B学生「志望理由は2つあります。社内の雰囲気とグローバル展開している点です。社内の雰囲気に関しては、説明会の際に社員さん同士が楽しそうにお話をしており、雰囲気のよい会社だと感じました。グローバル展開に関しては、アジアに支社を多く持ち、今後アフリカ、ヨーロッパへ展開していることも志望理由の一つです。」
A学生の評価が高いでしょうか?Bでしょうか?それともどちらもあまり変わらないでしょうか?
あまり変わらないのでは?と感じた方も多いかも知れません。
実は、面接の場で評価されるのは、圧倒的に『B』の学生です。
もちろん、伝えている内容は全く同じです。
ですが、A学生は話しながら自分の伝えたいことを考えている(整理がされていない)印象を与えてしまうのに対して、B学生は事前に頭の中で伝えたいことを整理してから話し始めています。
「同じ内容を伝えているのだから、どっちでもいいじゃん!」という意見もありますが、面接官はその人が発する言葉で評価するだけでなく、その人が言葉を発するまでの過程、つまり思考力も評価の対象としていることが多いです。
少し、難しく感じ方も多いかも知れませんが、大手商社や難関企業から確実に内定を得たい!という方は、レベル3の構造化、整理してから話すというレベルまで自分の思考力、トーク力を高めてみて下さい!
面接に不安を抱える体育会学生へ
いかがでしたか?
レベル2,3に関しては、社会人でも少し難しいなと思うようなレベルです。
だからこそ、マスターできると価値がある。そんな能力です。
体育会学生は、他学生に比べて圧倒的経験値を持っています。
だからこそ、その経験値を言葉にして伝えることで、今までやってきた努力、成果が内定という形で報われるのではないかと思っています。
少しでも、面談、面接、言語化力に不安がある人は是非一度CSParkCareerの個人面談を通して『話す力のスキルアップ』をしてみてください!