『体育会学生は就活が強い』
『体育会学生は入社してからも活躍している』
そんな言葉を聞いたことがありませんか?
世の中的にも評価が高い、体育会学生。
しかし、実は体育会学生”だからこそ”不利なこともあるみたいです。
実際にどのような点で不利だと感じたのでしょうか?
体育会の先輩たちのアンケート結果を覗いてみましょう。
Q.部活に入って就活に不利だと思ったことはなんですか?
(体育会学生就職活動調査(2018年6月調査) より抜粋)
3位 就活を始めるのが遅くなってしまった(40.0%)
週に4,5日以上のハードスケジュールで練習をしているとなかなか就活に手を回すことが出来ません。
部活、学業、バイト…
そんな多忙な生活の中に新たに『就活』という一大行事を早い時期に入れ込むのは大変ですよね。
その結果、体育会学生の多くは『3年生の12月頃』に就活を始める方が多いようですね。
(一般学生は3年生6月に就活を始める人が最も多いです。)
2位 体力的にしんどかった(43.8%)
これはもう言わずもがなですね。
3年生になると、多くの部活で最高学年を迎え、部活の執行代となります。
そして部活の練習時間外でも自主練など、チームのために使う時間が増えてきますよね。
学業も忙しくなるこの時期に、就活も同時並行でやるとなれば体力的にもとてもしんどいようです。
1位 インターンシップに参加出来なかった(46.3%)
体育会学生は特に、3days、5daysのインターンシップに参加することは非常に困難で、
『未知の業界を知る』『他学生のレベルを知る』『社員の方との関係性を作る』という点で一般学生に劣ってしまうのも事実です。
スタートダッシュが肝心だと言われる就活で、就活を始めるきっかけになりやすいインターンシップに参加できないことは、多くの体育会学生が不利だと感じる点のようですね。
では、以上の先輩たちの声を踏まえて3年生の10月に、体育会学生が取り組むべきことは何でしょうか?
3年生10月から始める就活とは?
自己分析
まずは、これに尽きます。
これから合説等に参加し、様々な企業に出会うと思います。
ですが、日本には400万社以上の企業が存在し、自分に合った、自分好みの企業を見つけ出すことは容易ではありません。
だからこそまずは、自分自身の『就活タイプ』を自己分析を通して知ってみてください。
・変化の激しい業界?安定した業界?
・実力主義?年功序列?
・成長企業?大手安定企業?
・給与重視?ワークライフバランス重視?
これまでの自分の人生を振り返ることで、自分に合ってそうな業界・企業を知ることがまずは大事になってきます。
一例として、大手自動車メーカーのトヨタは、時価総額が日本一高く、一般的には優良企業とされています。
車が大好きで、大手志望の学生にしてみればトヨタは理想の企業かもしれません。
ですが、ベンチャー志望で変化の激しい業界で頑張りたい!と思っている学生からすると少しミスマッチを感じざるを得ません。
このようにまずは自分自身が就活において大事にしたい選択軸・判断軸(一般的に言われている"就活軸")を決定することで、自分に合いそうな企業を知ることができます。
では、どのようにして就活軸というものを決めればいいのでしょうか?
就活軸を決める
ある学生の就活軸を参考に見てみましょう。
①人の人生に大きな影響を与える仕事
②広く浅くより、狭く深く関われる仕事
③裁量権のある仕事
④今後成長しそうな業界であること
のような就活軸を決めていました。
彼の場合は過去の経験の中で
ⅰ.一番モチベーション高く頑張れた時
ⅱ.幸せに感じる瞬間
ⅲ.辛かったけど、楽しいと思えた瞬間
などを複合的に考えて軸を作り出しています。
自己分析は独学でやることも可能ですが、先人の知恵や周りの力をを借りるのが最も性格で素早くできます。
おすすめの自己分析方法
①絶対内定2023
「絶対内定2023」という本をご存知ですか?
550ページほどの非常に分厚い本で、この本を2,3周すればある程度の自己分析が完成すると言われている自己分析のバイブル本です。
これをやりきるにはかなりの時間と労力が必要になりますが、これをやりきった後には自己分析だけでなく、様々な就活力がついています。
※本が分厚すぎて実際に最後までやりきる学生は購入者のうち"3%"と言われていますが…
就活が本格化してからこの本に取り組んでみても、時間が取れずに結局中途半端に終わってしまうので3年生のこの時期に少し就活をかじってみたいなという方には是非おすすめの一冊です。
②就活エージェント
就活エージェントとは専任のキャリアアドバイザーが就職活動のスタートから内定獲得までをサポートするサービスです。
就活のプロとして、今取り組むべきことを教えてれたり、自己分析や業界分析を一緒に行ってくれます。
特に就活においての方向性が見えていない就活前半の時期での利用に特におすすめです。
CSParkCareerでも、体育会専任の就活エージェントがいますので、利用したい方は是非!
(23卒は11月1日より募集を開始いたします。)
③部員同士の他己分析
他己分析とは、他人があなたの性格や長所・短所などを客観的に分析することです。
自己分析よりも、客観的な意見をもらえるため、自己分析以上に他己分析の結果を気にする企業も増えてきています。
自己分析よりも手軽にできるので、是非一度試してみてください!
体育会就活生はもっとできる
体育会就活生は世の中的にも評価が高く、第一志望の企業から内定を獲得してくる学生も多くいます。
(第一志望から内定を獲得できるのは全体の1割程度)
ですが、個人的には体育会学生はもっとできると感じています。
部活の中で培ってきた、グリット力(頑張る力)、組織の中での振る舞い方、コミュニケーション能力、思考力…etc.
それらの力は他の大学生では決して得ることのできない貴重な力であり、経験です。
部活も忙しい中かと思いますが
「部活”か”就活」ではなく、「部活”と”就活」を同時実現できるよう体育会学生の皆さんには頑張っていただきたいです。
これから今まで以上に大変な毎日が始まりますが、皆さん頑張ってください!!