大手企業などの採用人数が多い企業の選考では必ずと言っていいほど実施されるGD。
本日は、「グループディスカッション(GD)」の必勝法についてお伝えします!
『GD』ってなに?
GDとは、「お題に対して議論を行い、答えを出すこと。」です。
まずはGDの全体像についてお伝えします!
所要時間:15~60分※20~30分のものが最も一般的。
役割分担:リーダー、タイムキーパー、書記
お題:様々なジャンル・難易度のお題が存在
ex.「活躍する人材とは?」「弊社の新卒採用エントリー数を2倍に増やす方法を考えよ」「今後の日本のグローバル化に対応するためにはどのような施策が必要ですか?」など。
GD中は何をすればいいの?
GDで合格をもらうための大事なポイント3つをお伝えします。
1.共通認識を持つ
GDの場合は与えられたお題に対して共通の認識を持つことが最も大事です。
例えば「活躍する人材とは?」
というお題が与えられた場合にみなさんは何をイメージしますか?
A案:スポーツにおいて活躍する人材
B案:社会人として活躍する人材
C案:社会人の中でも新卒の時期に活躍する人材
様々な可能性が考えられます。
仮に共通の認識を持たずに話を進めてしまうと、
ある学生はスポーツにおいて活躍する人材についての話をしていて、ある学生は新卒の時期に活躍する人材について意見を述べます。
この共通認識がずれてしまっていると、当然話はまとまりません。
そのため、最初の段階で全員で共通認識をもつことが非常に重要になってきます。
2.客観的に議論に参加
GDで勝つためには、サッカーでいう攻守バランスよくこなせるミッドフィルダーのようにふるまうことが大事です。
つまりは、1人で議論を引っ張っていくわけでも、みんなの議論についていくだけでもなく、議論を少し俯瞰し、全体を見ることで、「チームをより良い方向に進めるためには何をすればよいのか?」ということを意識して取り組んでみて下さい。
A~Dさんのうち合格する可能性が高いのは誰でしょうか?
A「活躍する人材について話を進めていきましょう!」
B「今日は体育会学生が多く集まっているので、スポーツというフィールドにおいて活躍する人材について意見を述べていきませんか?」
C「そうですね、その意見に賛成です!」
D「確かに、スポーツというフィールドは私達の共通のフィールドなので、話はしやすいですが、今回は就職活動の一環なので、これから私達の共通のフィールドとなる、『ビジネス』において話をしませんか??」
以下のような会話が行われた場合、合格率が高いのはDさんです。
理由は明快で、Dさんは他の学生よりも議論を俯瞰して見ることで、議論の大きな方向性を修正することができているからです。
このように、議論を俯瞰し、客観的な意見を述べることができることが大事になってきます。
3.とにかく口を開く
「共通認識も、議論を俯瞰して発言するのも難しそう…」
「いつもGDではなかなか発言できない…」
そんな悩みをお持ちの皆様はぜひ「積極性」だけでも最初は意識をして下さい。
もちろん、発言をしすぎることはよくないです。
しかし、逆に発言が少なすぎると、面接官からするとその人の「人となり・能力」を知ることができず、評価をすることができず、不合格として終わってしまうことが多々あります。
積極性と言っても、自分だけがどんどん話をする!というような意識だけではなく、チーム全体の発言量が少ないから積極的に話をしよう!
積極的にリーダーの仕事を取りに行こう。など、なんでも構いません。
チームのためにできることを最大限考えた上でそれを積極的に実行へと移してください。
そうすることで結果につながってきます!
最後に
GDでの必勝法をみなさんにお伝えしましたが、まだまだイメージを持ち、実践していくのは難しいと思います。
勝ち方の理論をしったところで、実践を積まなければ合格率は上がってきません。
『GD お題』
と検索すると様々なGDの例題が上がっています。
ぜひ部活のメンバーの方々や友達と集まって、模擬練習をやってみてください。
私自身も最初は、GDがとても苦手で自信がありませんでした。
自信が無いため本番ではもちろん発言できず、不合格。
そんな日々が続いたこともありましたが、友人との練習を重ねることで就活の後半ではGDで落ちることはほとんどありませんでした。
みなさんも是非周りの方々と一緒に練習をしてみてください!
実践を積みたいという方は、実際に興味のある企業にチャレンジしてみてください。