プロフィール
名前:片倉万柚子
大学:法政大学
部活動:アメリカンフットボール部トレーナー
内定先企業:大和証券→人材ベンチャー
内定がゴールだった就活時代
就活は今考えると本当にうわべでやってしまっていたなと思います…。
部活は週6でありましたし部活のない残り1日も結局部活の仕事をやっていました。就活は二の次でとにかく部活中心の生活でしたね。就活自体も企業に合わせてとにかくどこか内定を取れればいいかな~と考えていました(笑)
就活は分からないことばかりだった
就活を始めた当初はとにかく何も分からない状態でした。就活自体が謎に包まれていて何から始めればいいのか分からなかったです。自己分析をやった方がいいよというアドバイスもらっても、そもそもどうやってやるかが分からずにすごく困りましたね(笑)
転職を考えたきっかけは?
いざ働きだしてみると言われたことをやってれば良いという働き方に対して意味を感じられなくなりました。周りが給料や福利厚生がいいという理由で働いている中で自分はどうしてもそうは思えず、「一生懸命やる意味あるのだろうか?」という気持ちが出てきました。
夢中になれていた体育会時代との違い
ここで考えたのが大学時代の体育会との違いです。当時はとにかく一生懸命部活に打ち込んでいたので、今と何が違うのだろうと考え「目的意識」の差だと気づきました。
体育会時代は「日本1になる」という目標があったからそこに向かって逆算して計画を立て、試行錯誤しながら自分なりに行動できていたと思います。では今の自分が向かうところはどこなのだろうか?と考え始めたのが転職の第一歩でした。
転職時代の自己分析とは!
自分の中で完結する自己分析ではなく、とにかく多くの会社を見ながら自分のやりたいことや方向性を見つけていきました。会社がどんなビジョンを掲げていて、どんなことをしているのか?を徹底的に調べ、じゃあ自分だったらどうするか?という自分軸に落とし込みました。これを何十社もやっているうちに自分のやりたいことや目標が固まったと思います。
会社に「合わせなくなった」面接
私は相手に合わせて話すことが得意でしたし、就活時代は相手の喜ぶことや臨むことを言って面接を乗り越えている部分がありました。しかし転職活動の面接ではとにかく自分の素直な意見を発信していくようになりました。会社に合わせて受かってもまた同じ経験をしてしまうと思ったからです。
面接で不合格になることがあっても、自分の落ち度が問題なのではなく会社と自分の方向性や相性の不一致だと考えていたので、自分を作ったり繕ったりすることはなかったです。だからこそ納得する転職先に就くことができました!
就活時代に戻るなら…
とにかく人を頼れ!!!と自分に言いますね(笑)
もっといろんな人に話を聞いて就活をするべきだったと思います。
これは転職でも通ずる部分がありますが、たくさんの人や会社に出会う中で改めて自分のやりたいことやありたい姿のヒントが見えてくると実感しました。
体育会で培った目的意識
部活動の経験が活かせていると思うのは目的意識をもって仕事をしていることです。これは転職を考えるきっかけにもなりました。
大学時代にも自分の目的や目標が見えなくなり、なんのためにやっているんだろう?と考えることがありました。
しかし目の前で一生懸命になって戦っている選手を見て絶対に負けさせたくないと思いました。でも自分は選手ではなかったので改めてトレーナーとして何ができるかを考え行動しました。
目的があれば部活はもっと楽しい!
その日からはとにかく主体的に動くようになりました。今までは先輩に言われたことをただやっていたのですが、自分の軸をもって意見を言えるようになりました。するとやりたいこともでてきて部活がとても楽しくなりました!
後輩へのメッセージ
何を一番求めて就活をしているのかをはっきりさせて行動することが大事だと思います!
自分の中での働くことの位置づけをゆっくり考えてみて欲しいです。
体育会の活動においても全く同じだと思います。もし部活を頑張れないなと感じるときがあったら、何のために部活をやっているのか?を考えてみてください。その上で部活をやっていることが一番最適なのかどうか?に向き合うことで自分の目的が見えてくると思います!
↑インタビュー中の様子
(左・片倉さん/右・インタビュアー)
インタビュアーの感想
同じく現役で体育会に所属している身として非常に刺激的で学びの多い時間でした。
就活であっても部活であっても自分が選択したことをベストにできるように、しっかりと「目的・目標」を持つことの大切さをあたらめて実感しました。
この記事をよんでくださった学生さんにもぜひ日頃の部活動で目標に向かって夢中になった経験を就活に活かして欲しいと思います!