プロフィール
大学:立命館大学
部活動:アメリカンフットボール部
名前:鈴木総司郎
内定先企業:大手生命保険会社→パーソナルジム運営会社
アメリカンフットボール部主将としてチームを関西リーグ優勝にも導いた彼が、社会人というステージで見つけた新たな人生とは。
就活について
大手生命保険会社の内定を手にするまで
就活のエントリー数は多くなかったです。3年の12月に先輩が引退をしてからテレビ局のエントリーシートを出してみたり、時間が空いている時に少しずつ進めていました。エージェントを使ったり説明会に足しげく通うのではなく、部活の先輩のOB訪問を頼るようにしていました。保険会社を中心に選考を受けましたが、新卒で内定を頂いた会社に興味をもったのも、学部、ゼミ、部活・ポジションが同じだった先輩がその会社にいたという理由です。
当初の就活軸
就職活動の軸は3つありました。
①「人としてどうあるか」が問われる仕事
②役職を持てるようになること
③収入が良い事
これらの軸を元にしたとき、生命保険会社に基本的には絞って就活をするようになりました。部活での主将経験を経て、日頃から「人としてどうあるべきか」という事を自分なりに考えてきたことで、そこを生かせる仕事に就こうと考えたのです。無形商材であり、人としての良さが勝負となる、保険業界で営業をしようと考えました。
そして転職、第二章
半年でパーソナルジム運営会社に転職
希望通りの内定先でファーストキャリアをスタートさせましたが、2020年9月に半年で前職を退職しました。理由は、今の自分の人生を本気で生きれているのかという疑問を抱いたからです。
当時は入社後、リモートでの営業はまだ新入社員は1人で行うことができなかった為、金融系の資格をとったりひたすら勉強をする日々でした。しかし営業をする上で色々な営業マンの方に会ってみたいと思っていた為、様々な方と話をしていました。
そこで現職の先輩にあたる、他大学で同じく元アメフト部主将の方に出逢います。その方は、人材会社を1か月半で辞めて現職のパーソナルジム運営会社にて完全歩合制の営業をしていました。この方に出逢った時、同年代で同じような経歴を持っているのに「こんなに実力に差があるのか」と強烈に感じ、とにかく悔しかったです。すぐに前職を辞める決断をしました。
完全に過去の栄光にすがり、看板にすがって生きていた自分を自覚したのです。前職では、自ら学ぶのではなく資格を取れば評価をされるので、得点を取りに行く感覚で勉強をしていました。
自分自身の成長の為に、本当にお客様にとって良いものを提案するのでなく、会社の利益になるものを提案しなくてはいけませんでした。完全に「やらされている」自分に気付いた瞬間でした。
仕事が遊び、遊びが仕事
今、このような感覚で仕事ができています。遊びとは、たとえやらなくてもいいと言われたとしても自分から「やりたい」と思いわくわくするものだと思います。「完全歩合制」という追い込まれた環境は、やはり最初は怖さがありました。今でも怖いです。
しかし、追い込まれてやるかやらないかではなく「やるしかない」という状況は自分を壁も乗り越えるよう進めてくれます。アメフトで、部としてのプライドや責任を背負っていたあの時と同じです。あの時もまた、関西学院大学に負けたら死同然、の感覚でした。
そんな環境に自らを追い込み、日々仕事をしています。
しかし私には、人生の目標があります。
「かっこいい男になる」
死ぬ時に、俺の人生はかっこよかったなと思えるように。その為に、挑戦をしなかった人生=後悔だと思っています。理想の生き方ができている今が、とてつもなく楽しいです。
今の学生に伝えたいこと
「自分の感情に素直に生きろ。」
自分の人生なのだから、自分がそれでよいと思ったのなら直感を信じて進んでよいです。実力がないから無理、そう思うのなら全員無理です。就活のみならず常に、可能性を信じて行動したら良い。
そして、環境がすべてです。自分のモチベーションに期待しないでください。
やらなくてはいけない環境にいかに身を置くかで、人はやるようになりなりたい姿に向かって成長できます。明確に、ここにいて何年後にこうなってという理想が思い描けない限り、その場所にいていつかは行きたい所になんてたどり着けません。
本当に自分がなりたいと思っている姿は何か、自分の感情が求める環境は何なのか、探してみてください。もし見つかったのなら挑戦してみてください。
「ちょっとした勇気が人生を加速させます」
僕がそうだったように。