‐体育会学生に読んでほしい‐就活、部活において「思考力」とは一体なんのことなのか?

1.なぜ?就活に「思考力」が必要なのか?


 就職活動をしていく中でよく耳にするキーワードの1つである「思考力」。

説明会やOB訪問などで社員の方もよくこの言葉をよく使用するし、

実際のビジネスの場でも重要な能力の1つであることは間違いありません。


例えば営業職で考えると、商品を得意先に買ってもらうために、商品の良さを「わかりやすく、魅力的に」伝えなければなりません。

その伝え方を考えるのに、「思考力」が必要となってきます。


そして、こと就職活動に関して考えると、

「自己分析」や「ES」、「面接」において、「思考力」は大いに力を発揮してくれます。


「思考力」を身に着ける、「思考力」を伸ばすことが自分の“入りたい企業”からの内定を勝ち取るために必要な能力となってくるのです。


2.そもそも「思考力」とは?具体?抽象?論理的?何が必要なの?


 「思考力」が重要であることは理解してもらえたでしょうか?

そうすると、「そもそも思考力って何?」という疑問が出てきたかと思います。

これからはその質問の答えを解説しましょう。


「思考力」というと馴染みがないかもしれないですが、簡単に言うと「物事を考える力」のことを指します。


「今日のお昼ご飯は何にしようか?」といった簡単なものから、

「試合で勝つためにはどのような作戦にしようか?」など、日常のある事柄に関して考えるのが「思考力」です。


普段の学生生活では聞きなれない言葉ではありますが、皆さんは既に「思考力」を使い、様々な判断をしています。

つまり誰しもが「思考力」を持っているのです。


とはいえ、ただ単に「思考力」と検索しても「具体化」「抽象化」「論理的」など、様々な言葉が出てきてどれが大事なのかわかりづらいですよね。

しかしここで断言できるのは、就職活動にはすべて必要ということです。

次からそれぞれについて説明していきます。


3.具体化思考


まず一つ目は、「具体化思考」です。

これは自身の頭の中にある漠然とした考えを1つ1つに分解し、明確にしていくことと言えます。

体育会学生 具体化思考

例えば、「メーカー企業に入りたい」という漠然とした考えに対し、

「どのようなメーカー?」

「何を売りたい?」

「具体的にどの企業?」

と考えを具体的にしていく思考の仕方といえるでしょう。


その他にも、「自分がやりたいことは何?」と考えた時に、

「商品を売りたい。」

「商品を開発したい。」

「商品が使われているところを見たい。」

と自分が働いている姿をイメージしやすいように言語化していく作業と言い換えてもいいかもしれません。


これは「自己分析」「企業選び」の場面で大いに役立つ考え方です。

漠然としていた考えを分解し、言語化していくことで、より明確なイメージを持ちやすくなると同時に、

目指す方向が具体的になるのでその後の活動に無駄がなくなります。

「なんとなく」把握していた自分の考えが「はっきりと」することで、企業選びも無駄なく行うことができるはずです。


4.抽象化思考


これは具体化思考とは逆で、1つ1つ考えを俯瞰して見ることで共通点を見つける思考の仕方です。

抽象化思考を行うことで物事の本質が見えるようになり、「自己分析」「志望動機」の場面で役に立ちます。


体育会学生 抽象化思考例えば体育会の学生であれば、学生時代に頑張ってきたことに「部活」を上げる人が多いと思います。

「部活」を頑張ってきたことに対して、

「なぜ頑張ったのか?」「なぜ頑張れたのか?」など、繰り返し質問することで、

その人だけの「頑張った理由」が導き出されます。

「練習の成果を試合で発揮したい。」

「試合に勝つことが一番うれしい。」

「部活の仲間と喜びを共有したい」

など、「部活を頑張る。」にも様々な理由があると思います。これが抽象化思考です。


その人だけの「頑張った理由」はその人だけの魅力ともいえるので、自分だけの武器に気付くことができます。


5.論理的思考


 「ロジカルシンキング」といえば、ピンとくる人もいるかと思います。

物事を論理的(順番)に、1つ1つ根拠づけて思考する力が論理的思考です。

ビジネスの世界では「なんとなく」という根拠の考え方は受け入れられません。

相手を説得するためには、しっかりした根拠が求められます。

ビジネスの全ての内容に「根拠」が求められます。

体育会学生 論理的思考

「なんとなくおススメ。」と言われるよりも、「こんな効果が得られるからおススメ」と言われた方が納得できませんか?

正直なところ、企業で働き始めてからも身に着けることはできますが、

最初から身についている人の方が、働き始めのスタートの時点で差が出てきます。

採用する企業もこの「論理的思考」が身についている学生を採用したいと考えます。

つまり、「ES」や「面接」の場で、この論理的思考力をアピールできれば、他の学生よりも1歩リードできるのです。


6.まとめ


以上か就職活動で役に立つ「思考力」です。

どれかだけ、ではなく3つ全てを揃えることが、

自分が希望する企業、自分にぴったりの企業への内定を勝ち取ることにつながるはずです。


就活するからには自分の入りたい企業に入りたいですよね?

そのためにもまずは「思考力」を身につけましょう!


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